Windows 11をスリープさせずに使い続ける方法:PowerToys Awakeの活用

Windows 11のデバイスを常に起動状態に保ち、スリープを防ぐには?

これは意外とイライラする小さな問題のひとつです。長時間の作業や重要な作業中にふと気づくと、「あれ、勝手にスリープに入った?」なんてケース。Windows 11は設定をいじらなくても、かなり積極的にスリープモードに入りがちです。長いダウンロードやプレゼン、処理中のタスクの最中に勝手に止まると、作業の勢いが台無しになってしまいます。この記事が、頻繁にPCの復帰や再起動をしながら作業しているあなたの助けになれば幸いです。ハードウェアやWindowsのアップデート状況によって選択肢が埋もれていたり、変化していたりするため、注意点も交えつつ私が最終的に見つけた解決策をご紹介します。いくつかのコツや特殊なケースも掲載しています。

PowerToysのAwake機能を使って簡単にスリープ防止

手軽な方法のひとつは、サードパーティ製の小さなアプリを導入すること。私がおすすめするのは、Microsoftが提供する無料ツールセット「PowerToys」です。システムトレイに常駐している便利ツールですね。完璧ではない部分もありますが、意外と信頼性が高く、この目的にはとても使いやすいと感じています。

PowerToysのインストール方法

まだダウンロードしていなければ、https://github.com/microsoft/PowerToys/releasesにアクセスしてください。Microsoft Storeには配信されていないことが多く、私もそこでは入手しませんでした。直接GitHubから最新の.exeインストーラーをダウンロードしましょう。ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行し、「次へ」をクリックして進み、ライセンスに同意すれば完了です。途中でPCの再起動やログアウトを促されることもありますが、その指示は忘れずに従いましょう。インストール完了後、タスクバーやスタートメニューに「PowerToys」が表示されるはずです。

PowerToysのAwakeモジュールを有効にする

最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、PowerToysを起動すると、UIはあまり洗練されていません。左側のモジュールリストからAwakeを探し、オンになっていなければスイッチを押して青にしましょう。場合によっては、まずGeneral(基本設定)からモジュール全体を有効化してから、個別のAwakeをオンにする必要があります。少し面倒かもしれませんが、確実です。

サイドバーのAwakeをクリックすると、Awakeを有効にするオプションが出てきます。これをオンにすると、電源プランをいじることなく、システムをずっと起きた状態に保つことが可能です。具体的には、「無期限に維持」や、「15分間」「1時間」などの時間設定も選べます。プレゼンや長いダウンロードの間だけさっとPCを起き続けさせたいときに便利です。

細かな設定と注意点

この方法は、Windows標準のスリープタイマーよりもずっと信頼性があります。アップデートによる不具合や動作の不安定さに悩まされることも少なくなります。PowerToysのAwakeがバックグラウンドで動作し、あたかも「システム的に休止しない」状態を作り出すからです。手動でoffにするまでずっと起き続ける設定も可能ですし、設定時間だけの一時運用も選べます。誤って夜間ずっと起きっぱなしにしてしまう心配もなく、安心して使えます。

トラブルや制約についての補足

このやり方は、私にとってかなりストレス軽減に役立ちました。Windowsのスリープ設定を直接いじると、リセットやアップデート後に勝手に元に戻ったりすることもありますから。このツールは一時的な解決策としても有効で、レジストリをいじる必要もなく、安全に常に動作させておけるのが魅力です。設定をきちんと保存するまでには少し試行錯誤も必要でしたが、今では安定しています。

手動で設定を調整する方法(オプション)

サードパーティに抵抗がある場合や、Windowsの純正設定だけで済ませたい場合は、設定 > システム > 電源とバッテリー > 追加の電源設定から変更できます。タスクバーのバッテリーアイコンを右クリックしてもアクセス可能です。その中のプラン設定の変更や、さらに進んで詳細な電源設定の変更を選びましょう。

そこでスリープと、その下のウェイクタイマーを許可するを確認できます。これをオフにすれば、不意のスリープ解除を防げます。ただし、ファームウェアやドライバーのアップデートによって、この設定が勝手にリセットされる場合もあります。私も何度かWindowsのアップデート後に元に戻ってしまったことがありますので、定期的に確認したほうが良いでしょう。

ウェイクタイマーとデフォルト設定の管理

どうしてもスリープを完全に無効にしたい場合もありますが、その場合は注意が必要です。ハイブリッドモードや高速スタートアップをオンにしていると、何も設定していなくても勝手に起きてしまうことがあるからです。そこで、PowerToys Awakeのようなツールが便利なのです。手動で呼び出してシステムを起こす操作が簡単にでき、Windowsの背景動作に左右されず使えるのが魅力です。

ただし、いつもPCを24時間つけっぱなしにするのは省エネ的にもあまり良くありません。電気代がかさむだけでなく、ハードウェアの負担も増えますから、必要なときだけ使うようにしましょう。時々、CPUやSSDも休ませてあげるのが長持ちの秘訣です。

この方法で無事に安定運用できるようになったときは、本当に長い道のりでした。少しでも誰かの参考になれば幸いです。週末の試行錯誤に無駄な時間を使わずに済むことを願っています!