Windows 11のデバイスマネージャーでバッテリーが見つからないときの対処法

ノートパソコンのバッテリーがデバイスマネージャーに表示されない理由と私が最終的に解決した方法

実は、私のノートパソコンのバッテリーが突然デバイスマネージャーから消えてしまう不思議な問題に悩まされていました。バッテリーの項目は見えるのに、実物は問題なく動いているのにおかしいなと思ったら、Windowsがハードウェアを正しく認識していない可能性が高いです。アップデート後やドライバーの不具合、またはなぜかWindowsが不要な情報を隠し始めることもあります。もし同じような状態になっているなら、あなたは一人じゃありません。バッテリー情報がないと、状態確認や充電状況のチェック、電源のトラブルシューティングができなくなるので非常に困ります。

見つからなくなったバッテリーのデバイスを探す方法

まずは<デバイスマネージャー

を開きましょう。私の場合はWindowsキー + Xを押してメニューから選ぶか、スタートメニューに入力してアクセスします。中に入ったら、バッテリーのカテゴリーが存在するか確認してください。見つからない場合は、表示 > 非表示のデバイスを表示を選択してみてください。Windowsは必要ないと判断したりエラーがあるデバイスを隠すことがあります。私の古いASUSノートでは、これが深い場所に隠れていたので、「非表示のデバイス表示」のチェックは必須です。

それでもバッテリーの項目が見えなかったら、もう少し深く調べる必要があります。Microsoft ACPI準拠制御方法バッテリーのような項目をダブルクリックしてみてください。エラーや警告アイコンが出ている場合は、そのドライバーを一旦アンインストールして再インストールする必要があります。Windowsはアップデートやドライバーのインストール後に混乱することがあるためです。全般タブも確認し、エラーアイコンやエラーコードが表示されていないかチェックしましょう。

私が試したWindowsにバッテリーを認識させる方法

バッテリーを完全に放電させる

かなり奇抜に思えるかもしれませんが、バッテリーを完全に使い切ることが認識不良の解決策になる場合があります。実際、何度かこの方法が効果的だと聞いて試したところ、予想外にうまくいきました。やり方は、ノートパソコンの電源を切り、すべてのケーブルを外して、バッテリーが空になるまで放置するだけです。充電も電源も絶つ状態です。バッテリーが完全に切れた(停止した)ら、充電器をつないで再起動。その後、デバイスマネージャーに戻ると、バッテリーの項目が再び表示されることがあります。

この方法は、ドライバーが中途半端な状態だったり、システムアップデート後に正しく動作しなかったときに特に効果的です。バッテリーの状態がかなり古い場合はあまり効果が期待できませんが、試す価値は十分あります。

ハードウェアのリセットを強制的に行う

放電だけでダメだった場合は、ハードリセットを試してみてください。方法は、電源を切り、バッテリーが取り外せるモデルなら取り外し、電源ボタンを約45秒間長押しします。これで残留電力を放出し、ハードウェアの状態をリセットできます。バッテリーが取り外し可能なタイプなら、再装着して電源を入れ直します。これを行うと、Windowsがデバイスを再認識してくれるケースがあります。私も古いThinkPadで何度かやったことがあります。地味ですが、効果的です。

デバイスマネージャーでバッテリーが再出現したか確認

再起動とリセット後にもう一度デバイスマネージャーを開き、バッテリーの項目が見えるか確認しましょう。もし見えたら、「Microsoft ACPI準拠制御方法バッテリー」をダブルクリックして動作状況を確認します。ドライバーエラーや警告アイコンが出ていないかもチェックしてください。

エラーが表示されている場合(例:コード28、43、19など)は、一般的にドライバーに問題があります。その場合は、該当デバイスを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選び、その後メニュー上部の「ハードウェア変更のスキャン」をクリックします。Windowsは再びハードウェアを検出し、ドライバーを自動的に再インストールしようとします。これを繰り返すことで認識が回復することがあります。
また、Windowsの更新状態も確認してください。設定 > Windows Updateから最新のドライバーや修正プログラムが適用されていることがあります。

ドライバーの状態や競合を調べるポイント

警告アイコンやエラーコードの確認

ここがトラブルの多いポイントです。バッテリーデバイスの横に黄色の警告アイコンが出ていたら、ダブルクリックしてみてください。全般タブにエラーコード(例:43、28、19など)やメッセージが表示されていることがあります。これらは原因を特定する手がかりとなるためです。エラーが出ている場合は、ドライバーのアンインストールと再インストールが基本です。PowerShellを管理者権限で起動し、pnputil /delete-driverコマンドを使って壊れたドライバーの履歴を消す方法もあります。私もMicrosoft Surfaceなどで経験しています。

事前にコントロールパネル > システム > システムの保護から復元ポイントを作成しておくと安心です。ハードウェアIDや詳細情報も詳細タブで確認できるので、問題解決のヒントになります。

ドライバーの更新または再インストール

ドライバーの状態が怪しい、もしくは古い場合は、メーカーの公式ウェブサイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールしましょう。一般的なWindowsのドライバーは信頼できません。ハードウェアが正常な場合は、最新のドライバーに更新するだけで問題が解決することもあります。

最悪の場合は、ドライバーを一旦アンインストールし、ハードウェアの変更をスキャンして新しいドライバーを自動インストールさせるのも有効です。作業前にシステムのバックアップを忘れずに行ってください。安全第一です。

その他注意すべきポイント

  • ノートパソコン自体が古く、バッテリーがひどく劣化している場合、ソフトウェア的な対策だけでは改善しません。ハードウェアの交換が必要です。
  • BIOS設定も確認しましょう。起動バッテリーの情報がBIOS内に表示されているかチェックしてください。BIOSが認識していない場合は、Windows側の対処ではどうにもなりません。
  • メーカーによっては、BIOSの設定をロックしたり、特定の機能を無効にしている場合もあります。BIOSのアップデートや設定リセットも選択肢ですが、自己責任で慎重に行ってください。慣れていない場合はよく調査しましょう。

まとめと最終アドバイス

デバイスマネージャーからノートパソコンのバッテリーが見えなくなるのは本当に厄介ですが、私自身かなり試行錯誤してきました。ただ、その中でも「放電」「リセット」「ドライバーの再インストール」「隠しデバイスの表示」など、基本的な対処法を丁寧に行うことで、多くの場合は認識が戻ります。Windowsはときどきハードウェアの存在を忘れることもあるので、根気よく対処しましょう。

もしこれらを試してもダメなら、BIOS上での状態を確認したり、ハードウェアの交換も検討してください。ドライバーの削除やBIOSの設定変更を行う前には、必ずバックアップを取ることを忘れずに!

少しでも役に立てば幸いです。私も長期戦になりましたが、解決できて本当によかったです。ハードウェア関係のトラブルは厄介ですが、解決は可能です。諦めずに頑張ってください!