追加アプリなしでWordファイルを画像にする最終的な方法
実は、スクリーンショットや怪しいサードパーティツールを使わずに、Word文書の一部分を画像に変える方法を長い間模索していました。意外と知られていないが、Wordにはちょっとした裏技的な操作があって、お目当ての結果に近づけることができるんです。最初は「分かりにくいな」と感じましたが、一度成功させるとかなり便利。そこで、そのやり方とちょっとした注意点をお伝えします。
まずはWordファイルを開く
まずは、自分の使っているWord文書を見つけて開きましょう。タスクバーにWordがピン留めされていない場合は、Windowsキー + Sを押して検索バーを表示させ、「Word」で検索して起動します。古いバージョンや検索のインデックスが遅いと、ちょっと待つこともあります。Wordが立ち上がったら、変換したい文書を開くか、新規作成します。ポイントは、特定の部分だけを画像にしたい場合は、その部分をマウスで選択しておくこと。もし全ページを画像にしたいなら、Ctrl + Aで全選択しましょう。
画像にしたい内容をコピー
次に、変換したい部分を選択します。段落やグラフなど何でもOKです。右クリックして「コピー」を選びましょう。この操作が重要です。普通に貼り付けるとテキストや書式付きの本文になりがちですが、今回はあくまで「画像として貼り付ける」のが目的です。
新しい文書に貼り付ける準備
次に、新しいWord文書を開きます(ファイル > 新規 > 空白のドキュメント、またはCtrl + N)。左上の角をクリックして、「貼り付け」の場所に進みます。ただ普通に貼り付けると画像になりません。そこで、リボンの「貼り付け」ボタンの下にある▼アイコンをクリックして、「貼り付け特殊」を選択しましょう。ここが肝心です。
貼り付けの形式を選ぼう
貼り付けのダイアログが開いたら、いくつかオプションが出てきます。これはOfficeのバージョンによって異なることもあるので少し戸惑うかもしれませんが、最もおすすめなのは「図(拡張メタファイル)」です。これが一番きれいに表示されることが多いです。選んだら、「OK」を押しましょう。驚くかもしれませんが、選択した文字や画像が、そのまま「画像」としてWord内に貼り付けられます。ちょっとした裏技のようですが、これで目的達成です。
もし「図(拡張メタファイル)」が表示されない場合は、Officeのバージョンが古いか、設定によって変わっている可能性も。「ビットマップ」も選べますが、こちらはやや画質が落ちることもあります。古いバージョンのWordでは仕組みが少し異なる場合もあるので、色々試してみてください。
画像として保存しよう
貼り付けた内容が画像になったら、その画像をクリックして選択します。次に右クリックして「図として保存」を選びます。保存先やファイル名、画像のフォーマットを指定できるダイアログが出てきます。私は標準的な品質とファイルサイズのバランスからPNG形式を選ぶことが多いです。JPEGも便利です。必要に応じて解像度や画質を調整したら、「保存」をクリック。これで完了です。指定したフォルダに、あなたの情報が一枚の画像ファイルとして保存されています。
まとめとちょっとしたコツ
この方法は完璧ではありませんし、何度か試行錯誤が必要な場合もあります。特に複雑な内容やフォーマットが多いときには、貼り付けた画像に余分な空白や崩れが出ることも。でも、スクリーンショットをただ撮るよりもきれいに見えるし、しっかりした画像として残せるので、意外と便利です。この方法はWindows 10やWindows 11、Officeの多くのバージョンで動作しますが、古いバージョンやOEMの制約がある環境ではできない場合もあります。
注意点として、「図として保存」を使うときは、内容に個人情報や機密情報が含まれていないか気をつけてください。また、この変換方法はフォーマットや見た目が少し変わることもあります。クイックに修正したいときは、保存した画像をPaintや簡単な画像編集ソフトでトリミングしたり、解像度を調整したりできます。Wordの「貼り付けは画像」には余計な余白や境界線がついてしまうこともあるためです。
個人的に一番苦労したのは、「貼り付け特殊」の場所と使うフォーマットの選び方でした。それさえクリアできれば、サードパーティツールに頼る必要はありません。ちょっとした試行錯誤と忍耐で解決できます。
参考になれば幸いです。私もこの方法を見つけるまでかなり時間を費やしました。「貼り付け特殊」」で「図(拡張メタファイル)」を選び、PNGやJPEGで保存するのを忘れずに。なお、システムのセキュリティ設定、特にBIOS設定やTPMの有効化を試みるときは、操作を誤るとシステムが不安定になったり、暗号化が解除できなくなったりすることもあります。作業前にバックアップやリカバリキーの取得を忘れずに行ってくださいね。
少しでも誰かの役に立てば幸いです。安全に作業してください!