Windows 11の音声設定をリセットする方法
さて、私も何度かハマったことですが、突然音が出なくなったり、特定のアプリだけミュートになったり、ボリュームの調整がめちゃくちゃになったりしたときは、だいたい音声設定がおかしくなっていることがあります。私も経験済みで、Windowsは設定項目が隠れていたり、再起動やドライバーの更新だけでは直らないことも多いです。大抵は、「リセット」したりちょっとした調整をすれば解決します。
音声設定にアクセスする方法
まずは、Windows + I を押して設定アプリを開きます。Windowsの設定画面は慣れていないと迷路のように感じることも。左側のメニューから システム を選び、その中の サウンド に進みましょう。端末やビルドによっては、「サウンド設定」や「詳細設定」の中に隠れている場合もあるので、見つかりにくいこともあります。私の場合は基本的にメインの設定画面にありますが、「その他のサウンド設定」や「詳細なサウンドオプション」に隠れていることもあります。
ボリュームミキサーを使った音量調整
私の場合、これが一番手早く直りました。設定画面の「詳細設定」セクションで ボリュームミキサーをクリックします。ここには、音声出力中の各アプリの音量スライダーやミュートボタンが表示されるのですが、アプリがミュートになっていたり、音量が変になっていることがあります。この画面でそれらを調整すれば改善するかもしれません。
それでも改善しない場合は、ボリュームミキサーの下部にある リセット ボタン(またはメニューにあることも)をクリックします。これにより、入力/出力デバイスの設定や個別に設定した音量レベルがリセットされます。いわば、「音声プロファイルをリフレッシュ」する感じです。私もこれで Windowsアップデートやドライバー更新後に生じた妙なバグを解消できました。終わったらウィンドウを閉じてOKです。
既定のサウンド設定を復元する
次に、メインのサウンド設定画面に戻り、その他のサウンドオプションを探します。これが「サウンドコントロールパネル」や、「関連設定」からアクセスできるリンクになっていることもあります。Windowsは設定項目をあちこちに隠すのが得意ですから、ちょっと迷いますが、そこをクリックすると別窓が開きます。リストから、ご利用中の 再生(プレイバック)デバイスを選び、プロパティをクリックしましょう。
次に表示されるウィンドウの 詳細設定 タブに進みます。ここでは、既定のフォーマットや空間サウンドの設定が可能です。問題がある場合は、フォーマットを変更したり、空間サウンドをオフにしたり試してみましょう。ただ、私が一番よくやるのは、その画面下の 既定に戻すボタンをクリックすることです。これだけでデバイスの設定がWindowsの標準にリセットされ、奇妙な動作が改善されることが多いです。複数の再生デバイス、たとえばHDMI出力やBluetoothイヤホン、スピーカーなどがある場合は、それぞれについても同じ操作を忘れずに行ってください。
また、Windowsのアップデートやハードウェアの差し替え直後に、既定のデバイスが勝手に切り替わることもよくあります。特に新しい機器を接続したときや、システムが原因不明の理由で出力先を再割り当てする場合。こうしたときは、設定したいデバイスがちゃんと「既定」になっているか確認しましょう。
サウンドサービスの再起動
もし上記の方法でも解決しない場合は、次に試せるのはWindowsのサウンドサービス自体の再起動です。Windowsのアップデートやドライバーインストールの後に、音声エンジンがうまく動かなくなることがあります。その場合は、Windows + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、services.msc
と入力してEnterを押します。サービス一覧が開いたら、Windows Audioを探して右クリックし、停止を選択します。しばらくしてからもう一度右クリックし、開始を選んでください。これで音声の動作がリセットされることが多いです。
さらに、Windows Audio Endpoint Builderや Remote Procedure Call (RPC) といった関連サービスも再起動してみる価値があります。システムの音声が依然として正常に戻らない場合、それらも再起動する必要があるかもしれません。サービスの依存関係は、Windows Audioを右クリックして プロパティ の 依存関係 タブから確認できます。ドライバー更新やシステムクラッシュ後の復旧作業の一環として、これらのサービスの再起動も試してみてください。
最後のアドバイス
これらをすべて試してもダメなときは、結局再起動に頼ることもあります。なかなかWindowsは音声設定の変更を反映させるのに時間がかかることも。さらに、音声ドライバーの更新や、デバイスの設定見直しも検討してください。音声デバイスのドライバーが古くなったり、壊れたりしている可能性もあります。ドライバーの再インストールや更新は効果的です。純正のサウンド管理ソフト(例:Realtek HD Audio ManagerやDell Audio、ASUS Sonic Studioなど)も設定のリセットや見直しを行うと良いでしょう。ハードウェア自体の不具合やドライバの破損が原因のケースもありますので、その場合はドライバーのクリーンインストールが最善策となります。
正直なところ、音声のトラブルシューティングは面倒なこともありますが、なんとか解決したときの達成感は格別です。この記事が誰かの役に立てば幸いです。ポイントは、既定の出力デバイスの設定確認とリセット、サービスの再起動にあります。最後に、すべてを試した後は、必ずメインの出力先を再度確認してくださいね!