画面を縦向きに固定したい!ついでにマウスの位置もきちんと合わすには?
数日前にちょっとハマった経験からの話です。モニターを縦長に回転させて「これでスムーズに切り替わるはず」と思ったら、実際はマウスだけが横長のまま動いてしまってイライラ…画面表示は回っているのに入力機器がついてきてくれない感じです。実はこの問題、設定や使っているハードウェア・ソフトの組み合わせによって解決策がちょっと隠れていて見つけにくいこともあります。
まずは基本!再起動が意外と効果的
例えば、設定 > システム > ディスプレイから手動で画面を縦向きに回転させた場合、その設定がすぐに反映されないことがあります。そんなときはまずPCを再起動してみてください。Windowsは表示の向きを変えた直後は完全には認識しきれないこともあるからです。再起動後、ディスプレイ設定で向きがちゃんと縦長になっているか確認しましょう。設定が正しければ、「縦(上下反転)」など好みの向きに設定されているはずです。
実は、モニターの向きだけじゃ不足?グラフィックドライバーの設定も確認しよう
再起動しても改善しない場合は、グラフィックカードのコントロールパネルをチェックします。表示の回転はWindows設定だけでなく、グラフィックドライバーの設定によっても決まるからです。ここがちょっとややこしいんですが、設定が分散していることも多いです。慣れていないと戸惑うこともありますが、落ち着いて確認しましょう。
NVIDIAユーザー向け
デスクトップ上で右クリックし、「NVIDIAコントロールパネル」を選びます。見つからなければ、NVIDIAドライバーを最新のものにアップデートしましょう。コントロールパネル内の<strong>ディスプレイタブに入り、「ディスプレイの回転」を選択します。ここを「縦」または「縦(反転)」に設定してください。これにより、ドライバー側で回転設定が反映され、Windowsやマウスの挙動に影響します。
また、Ctrl + Alt + 左/右/上/下矢印
のホットキーも試せます。設定によっては有効な場合とそうでない場合があります。私は一度、NVIDIAの設定からホットキーを有効にしたり、他のソフトのグローバルホットキー設定をOFFにしたりして調整しました。
インテル統合グラフィックスの場合
スタートメニューからインテルグラフィックスコマンドセンターを開きます。そこにあるディスプレイタブに入り、ディスプレイの向きを確認します。選択肢はランドスケープ(横)、ポートレート(縦)、反転横、反転縦などがあります。使用するモニターの実際の向きに合わせて設定しましょう。時々自動的に変わったりリセットされたりすることもあるため、念のため確認してください。これがずれているとマウスが合わなくなる場合があります。
AMD GPUをお使いの場合
こちらも基本的には同じです。AMD Radeon Softwareを右クリックから開き、ディスプレイタブをチェックします。Control + Alt + 左矢印などのホットキーもありますが、ドライバーや設定によっては効かなくなることも。もし動かなくなったら、ドライバーの設定画面に入り回転オプションを確認しましょう。アップデートのたびに設定がリセットされることもあるので、定期的に見直すと良いです。
ドライバーの更新が問題解決の近道
古いグラフィックドライバーは、「回転設定は正しいのに入力が変」なんてときに原因であることが多いです。GPUメーカーの公式サイト(NVIDIA、Intel、AMD)から最新のドライバーをダウンロードしてインストールしましょう。便利なツールとしては、GeForce Experience、Intel Driver & Support Assistant、AMD Radeon Softwareなどがあります。インストールの際は、「カスタムインストール」や「クリーンインストール」を選択すると、古いドライバーの残存ファイルをきれいに消去してトラブルが少なくなります。
もちろん、マウスのドライバーも忘れずに。デバイスマネージャー(Win + Xから「デバイスマネージャー」選択)で、マウスとその他のポインティングデバイスの項目を開き、該当のマウスを右クリックして「ドライバーの更新」を試してみてください。うまくいかなければ、一度アンインストールしてから(右クリック→「デバイスのアンインストール」)、マウスを抜き差しすれば再インストールされて改善されることもあります。
ハードウェアの問題も否定できませんが…まずはソフトウェアと設定を見直そう
もしソフトウェア側の設定調整やドライバー更新でも改善しなければ、実はハードの不調の可能性もあります。別のマウスを試すと結果が分かりやすいです。新しいマウスがちゃんと縦表示に沿って動くなら、古いマウスに内部故障がある可能性もあります。また、モニター側にも入力補正や回転設定ができる場合があります。ボタンやメニューの設定を見てみましょう。ケーブルの種類(HDMIからDisplayPortに変えるなど)や別のケーブルに交換してみるのも効果的です。
最後の手段:マウスドライバを再インストールしてみる
デバイスマネージャーからマウスのドライバを一旦アンインストールし、その後PCを再起動してマウスを再接続します。Windowsは新しいドライバを自動的にインストールし、設定がリセットされて問題が解消されることも多いです。古いドライバーの不具合が原因だった場合、これですっきり直ることがあります。
さらに深掘り:クリーンブートとソフトウェアの競合解消
それでも改善しない場合は、クリーンブートを試してみましょう。これは、サードパーティのアプリや常駐ソフトを一時的に停止してトラブルの原因を探る方法です。msconfig(Win + Rで「実行」→msconfig
入力)を開き、「サービス」タブの「Microsoftのサービスを非表示にする」にチェックを入れてから不要なサービスを無効にします。同様に、Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開き、スタートアップアプリを無効化します。完了したら再起動し、マウスが正常に動作するか確認します。正常であれば、一つずつサービスやアプリを有効にして原因を特定しましょう。ただし、この方法は少し手間がかかるので、根気よく調査を続けてください。
最後に:あきらめずに何度も挑戦を!
こういった問題は地味に厄介ですが、ドライバーの更新や設定の見直し、ハードの検証を繰り返すことで、多くの場合解決します。ポイントは焦らず、ひとつずつ確実に対処していくことです。モニター設定やドライバーバージョン、ホットキーの場所はハードやOSのバージョンによって変わるので、試行錯誤は付きものです。
少しでも役に立てば幸いです。私は解決までにかなり時間を要しましたが、一度コツをつかめば安心です。頑張ってくださいね!そして、最後にもう一度設定やアップデートを確認することをお忘れなく。