Windows 11で管理ログファイルをエクスポートする方法

Windows 11での管理ログのエクスポート手順

実は、管理しているデバイス(会社のMDMに登録されているか、管理者によってロックダウンされている端末)からサポート用のログを取ろうとしたときに行き詰まった経験があります。正直、Windows 11で診断ログを見つけるのは最初はまるで針を藁の中から探すようなものでした。設定画面にオプションはあるものの、ビルドや管理方式によっては見つけにくかったり、ラベルがわかりにくかったりします。

ログエクスポート設定に辿り着くには

まず最初に行ったのは、「設定」アプリを開くこと。歯車アイコンです。そこから アカウント に進みます。管理されたデバイスの場合、ここにログ取得関連の項目があることが多いです。なぜなら、企業や学校のアカウントに紐付いているからです。

次に、職場または学校にアクセスをクリックします。ビルドや管理プロフィールの設定次第では、「接続されたまたは管理されたデバイス」と表示されることもあります。その場合は、そのラインを探してください。重要なのは、「管理ログファイルをエクスポート」という選択肢を見つけることです。正直、目立つ場所にあるわけではなく、詳細設定の中やドロップダウンメニューに隠れていることもあります。私の古いASUSノートパソコンでは、少し深い階層にあったので、焦らず探してみてくださいね。

ログをエクスポートする方法

該当のオプションを見つけたら、「エクスポート」をクリックするだけで管理ログが生成されます。通常、Windowsはこのファイルをユーザーフォルダ内の以下の場所に保存します:

C:\Users\あなたのユーザー名\Documents\MDM Diagnostics

こうすれば、システムの深いフォルダをわざわざ探し回らなくても済みます。このログにはエラー報告や診断情報が詳細に記録されており、サポートやIT管理者によるトラブルシューティングで役立ちます。

Windows 10と比べて違いはあるの?

面白いことに、この方法はWindows 10でもほとんど同じです。エクスポートの場所もほぼ同じで、設定 > アカウント > 職場または学校にアクセスの流れです。ラベル表示やUIのレイアウトが少し変わっていることもありますが、基本的なパスは変わりません。管理者やドメインに参加しているかどうかによって少し違うこともありますが、保存先はほぼ同じ場所にありますので、迷うことは少ないでしょう。

コマンドラインでのエクスポートも便利 — GUIだけじゃ物足りないときに

もしGUIの操作がうまくいかない場合や、コマンドを使うのに抵抗がなければ、PowerShellや管理者権限のコマンドプロンプトから取得する方法もあります。やってみると案外簡単です。まず、コマンドプロンプト(またはWindows Terminal)を管理者権限で開きます(スタートボタンを右クリックして、「管理者として実行」か、「Windows Terminal (管理者)」を選択)。そこで次のコマンドを入力します:

mdmdiagnostics.exe /export "C:\Path\to\保存先\LogFile.zip"

これで指定した場所にZIP形式の診断ログファイルが出力されます。保存先のフォルダは事前に作成しておいたほうが良いです。標準的には C:\Windows\System32 内にあることが多いですが、OEMや管理者が移動させたり無効化しているケースもあります。

気をつけたい他のログの保存場所

もしもう少し詳しく中身を覗いてみたいなら、次のようなシステムフォルダにもログは格納されています:

C:\Windows\System32\LogFiles\WMI

C:\Windows\Logs\Management

ただし、これらはシステム管理者や上級ユーザー向けの生データのため、解析には専用ツールや少し知識が必要です。普通のユーザーはあまり手を出さなくて良いでしょう。深刻なトラブルシューティングやスクリプト作業が必要な場合を除いては、そこまで入り込む必要はありません。

ちなみに、私が知って良かったコツ

  • 管理者権限で操作しないとエクスポートできないことが多いので注意しましょう。権限がないと黙ってエラーが出るだけです。
  • エクスポートが成功したかどうか、必ず確認しましょう。権限の問題やファイルロックで途中で止まることもあります。
  • ログの内容について何かわかると、原因解明や解決もずっとスムーズになります。エラーコードやメッセージを理解できれば、対応も格段に楽になります。

最初はちょっと迷ったり、あちこち設定を探し回ったりしましたが、慣れれば管理ログのエクスポートは意外と簡単な作業です。サポートに問い合わせる前の準備としても役立ちますし、問題解決の手助けにもなるでしょう。保存先と権限設定だけはしっかり確認してくださいね。

この情報がお役に立てば幸いです — 実はこの方法を見つけるまで結構時間がかかりました。みんなの役に立てばうれしいです!