Windows 11で外付けドライブが原因のブルースクリーンを解決する方法
外付けハードドライブを接続しただけで突然Windows 11がブルースクリーン(BSOD)になること、経験ありませんか?私もかつて似た状況に悩まされたことがあります。原因がつかみにくくてイライラするんですよね。接続した瞬間にクラッシュしてしまうこともあれば、しばらく正常に動作していることも。実は、考えられる原因はいくつかあり、慌てる前に試せる簡単な対策もあります。
より深く調査する前に試す基本の対策
まずは、いきなり専門的な修復方法に走るのではなく、基本的な確認から始めましょう。例としては、USBポートの差し替えや別の外付けドライブを使うといったことです。私はまず外付けドライブを一旦外し、別のUSBポートに差し替えてみました。特に古いPCや特定のポートでは不具合が起きやすいです。私のASUSパソコンでは、前面のUSBポートは調子が悪く、背面のポートの方が安定していました。デスクトップPCの場合、前面・背面・ハブ経由など、見つかるすべてのUSBポートを試してみてください。 また、もう一台予備の外付けドライブを持っている場合は、それも試してみてください。別のドライブで問題なく動作するなら、元のドライブに問題がある可能性が高いです(故障や物理的な損傷など)。
さらにもう一つの方法は、他のPCに接続してみることです。クラッシュしない場合は、外付けドライブ自体の問題である可能性が高くなります。一方、ほかのPCでも問題が起きる場合は、パソコン側の設定やドライバに原因があるかもしれません。
ウイルス対策ソフトは関係ある?
これには驚きましたが、セキュリティソフトが原因でブルースクリーンになるケースもあります。特に、サードパーティのウイルス対策ソフトを使っている場合、一時的にアンインストールして様子を見るのも有効です。私の場合、セキュリティソフトを一時的に外しただけで、クラッシュが収まったこともありました。<設定>の<アプリと機能>からアンインストールし、必要なら製品の専用アンインストールツール(例:Microsoftサポートとリカバリーアシスタント)を使うのもおすすめです。その後、再起動して外付けドライブを再接続してください。もしシステムの安定性が戻れば、原因はおそらくそのセキュリティソフトです。アップデートしたり、より負担の少ないウイルス対策に切り替えるか、販売元に動作確認の情報を問い合わせてみましょう。ただし、PCを長期間無防備にし続けるのは危険ですので注意してくださいね。
システムファイルチェッカーとDISMで内部から修復
Windowsのシステムファイルが破損していると、外付けハードドライブを接続したときにさまざまなエラーやブルースクリーンが発生することがあります。Windowsにはこの種の問題を解決できる内蔵ツールがあります。まずは、管理者権限のコマンドプロンプトから<sfc /scannow>を実行しましょう。方法は、<Windowsキー + X>を押して<Windows Terminal(管理者)>または<コマンドプロンプト(管理者)>を選択します。そこに<sfc /scannow>と入力します。このコマンドは、システム内の破損したファイルをスキャンし、修復を試みます。結果によっては時間がかかる場合もありますし、完全に修復できないことも。その場合は、DISMコマンドも併用しましょう。
DISMを実行するには、次の2つのコマンドを管理者として順に入力します:
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
これにより、Windowsのシステムイメージの深い部分に潜む不具合を修復できます。特に、USBドライバやストレージコントローラーの問題を解決しやすくなります。作業後はPCを再起動し、外付けドライブの動作を再度確認してください。
セーフモードで起動して再テスト
もし問題が続く場合は、セーフモードでの起動を試してください。セーフモードは必要最低限のドライバだけを読み込んだ状態です。第三者製のドライバやバックグラウンドサービスが原因の場合、これで解決することもあります。設定は<設定 > システム > リカバリー>から行えます。<詳細スタートアップ>の中の<今すぐ再起動>をクリックし、再起動後に<トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動>を選びます。Windowsが再起動したら、キーボードの<4>または<F4>を押して<セーフモードで起動>します。その状態で外付けドライブを接続し、再度BSODが出るか試してください。問題が解決すれば、ドライバの競合やハードウェアの故障の可能性が高いです。
ドライバの確認:USBコントローラーとルートハブ
多くのブルースクリーンは、USBコントローラーのドライバの問題が原因です。<デバイスマネージャー>を開き(<Win + X> →<デバイスマネージャー>)、<ユニバーサル シリアル バス コントローラー>の項目を展開します。各デバイスに黄色の警告アイコンやエラー表示がないか確認しましょう。問題のあるデバイスを右クリックし、<プロパティ>を開きます。<全般>タブの<デバイスの状態>で、「このデバイスは正常に動作していません」と表示されていたら問題のサインです。
まずはドライバの更新を試しましょう。デバイスを右クリックし、<ドライバーの更新>を選びます。Windowsが自動的に更新を探してくれる場合もあります。もし見つからなかったり、問題が解決しなかった場合は、そのデバイスを右クリックして<デバイスのアンインストール>を選びます。再起動後、Windowsが自動的にドライバを再インストールします。それでも問題が解決しなければ、メーカーの公式サイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールすることをおすすめします(Western Digital、Seagate、Samsungなどのブランドがあります)。
USBコントローラーとルートハブの再インストール
更新だけでは解決しない場合、USBコントローラーの一括再インストールも有効です。作業前に必ずシステムの復元ポイントを作成しましょう(<コントロールパネル > システム > システムの保護 > 作成>)。重要な作業なので安全策をとってください。次に、デバイスマネージャーで<ユニバーサル シリアル バス コントローラー>内の各項目を右クリックし、<デバイスのアンインストール>を選びます。たとえば、「Intel(R) USB 3.0 拡張ホストコントローラー」や「USBルートハブ」などです。すべてのコントローラをアンインストールしたら、PCを再起動しましょう。Windowsが自動的に必要なドライバを再インストールしてくれます。これにより、ドライバの競合や古い状態の修復が期待できます。
ドライブの状態を確認:物理的・SMARTデータのチェック
最後に、もしドライブから異音(カチッという音やガリガリ音)がしたり、頻繁に切断される場合は、寿命の可能性があります。メーカーが提供する診断ツール(WD Drive Utilities、Samsung Magician、Seagate SeaToolsなど)を使って、SMART情報の確認や表面スキャンを行いましょう。これらは無料でダウンロードでき、特に不調のときはブータブルUSBを使って検査することも可能です。エラーや不良セクターが見つかった場合は、ドライブの交換を検討しましょう。早めの対処が安全です。
<nto_acceptance>正直なところ、どの対策も面倒に感じることもあります。私も何度も深夜まで苦労して調べましたが、結局のところ原因はドライバの不調やシステムファイルの破損だったことが多いです。こういったトラブルは、原因を一つずつ潰していく作業の繰り返しです。少しでも参考になれば幸いです。私も時間をかけて解決した体験を共有します。ポート、ドライバ、システムファイル、ドライブの健康状態を確認すれば、多くの不便を解消できるはずです。お役に立てれば幸いです。