Windows 11でハイパーバイザー(Hyper-V)をオフにする方法

WindowsでHyper-Vを無効にする現実的な手順解説

結局のところ、別の仮想化ツールを使いたくて、WindowsのHyper-Vをオフにしなきゃならなくなったんです。正直、説明書には簡単に書いてありますが、実際にはちょっとややこしいところも多くて…。いろいろ試した結果や再起動を繰り返す中でわかったことをまとめました。

方法1:おなじみコントロールパネルを使う

このやり方はシンプルですが、多くの環境で通用します。まず、「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。そこに appwiz.cpl と入力してEnterを押すと、インストール済みプログラムとWindowsの機能一覧が表示されます。左側に「Windowsの機能の有効化または無効化」というリンクが見えるはずです。そこをクリックしましょう。

すると一覧が展開され、その中から「Hyper-V」を探します。展開されている場合や折りたたまれている場合もあります。見つけたら、「Hyper-V 仮想マシンプラットフォーム」のチェックを外します。親の項目に「Hyper-V」という項目があり、そのチェックを外すとハイパーバイザーが無効になります。このほか、「Windows Hypervisor プラットフォーム」や「仮想マシン プラットフォーム」も関連するため、仮想化を完全に無効にしたい場合はチェックを外してください。

最後に「OK」をクリックして適用し、しばらく待ちます。変更を確定させるために再起動を求められることがあります。これでHyper-Vはオフになるはずです。念のため、「tpm.msc」やPowerShellで確認して、Hyper-Vが有効かどうか再確認しましょう。

方法2:PowerShellを使った高速な方法

コントロールパネルがうまくいかない場合や、もっとシンプルに済ませたいときはPowerShellがおすすめです。管理者権限で開く必要があるので、「Windowsキー + X」を押して、「Windows PowerShell(管理者)」や「Windows ターミナル(管理者)」を選びます。または、検索バーに「PowerShell」と入力して右クリックし、「管理者として実行」を選んでもOKです。

次のコマンドを入力します:

Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V-Hypervisor

これでHyper-Vの仮想化機能が無効にできます。少し時間がかかることもあります。処理中に警告が出る場合もありますが、そのまま待ってください。完了後はPCを再起動します。再起動後、次のコマンドで状態を確認しましょう:

Get-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V-Hypervisor

表示される「状態(State)」が「無効(Disabled)」になっていれば完了です。そうでなければ、もう一度無効化コマンドを実行するか、レジストリ設定の変更を検討してください。また、WSL 2が問題を起こす場合は、「仮想マシンプラットフォーム」や「ハイパーバイザー プラットフォーム」を以下のコマンドでオフにできます:

Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform
Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName HypervisorPlatform

方法3:レジストリ編集による方法(少しリスクあり)

これまでの方法で解決しない場合、最終手段としてレジストリを編集する方法があります。ただし、レジストリ操作は危険を伴うため、必ずバックアップを取ってから行ってください。方法は簡単で、「Windowsキー + R」を押し、「regedit」と入力してEnterします。UACが出たら許可し、次の場所に移動します:

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\HYPER-V

もしこのキーが存在していれば、「HypervisorEnforcedManagement」というDWORD値を見つけて、それを0に設定します。Hyper-Vの設定が残る場合に効果的です。もっと手軽にしたいときは、次の内容を書いた.regファイルを作成し、ダブルクリックして適用します:

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\HYPER-V]
"HypervisorEnforcedManagement"=dword:00000000

これを「disable_hyperv.reg」という名前で保存し、実行すると設定が反映されます。最後にPCを再起動しましょう。レジストリ編集は誤るとシステムがおかしくなる危険性もあるため、初心者の方は慎重に進めてください。ただ、他の方法でうまくいかない場合はこの手も一案です。


まとめ:Hyper-Vの完全無効化はやや面倒で、Windowsのアップデート後に再度有効になることもあります。念のため、「仮想マシンプラットフォーム」や「Windowsハイパーバイザープラットフォーム」など関連機能も忘れずにチェックしてください。また、Windows 11のHomeエディションには最初からHyper-Vが搭載されていないため、心配無用です。

再起動後に systeminfo コマンドを実行してHyper-Vの状態を確認したり、「tpm.msc」を開いて設定を確認したり、もう一度GUIから無効化を試みたりしましょう。

お役に立てれば幸いです。私もいろいろ試行錯誤してようやく納得のやり方にたどり着きました。手順によってはちょっと面倒な部分もありますが、何度かやるうちに慣れてきます。皆さんの問題解決の助けになれば幸いです!