不要なタイミングで表示されるXboxゲームバーを無効にするには?
経験したことのある人も多いはずです。特に、集中したいときやゲームに夢中になっているときに限って、突然Xboxゲームバーが現れるのはかなりイラッとしますよね。多くの場合、キーボードの Windows + G というショートカットで呼び出される設定になっていることが原因です。なんとなく誤って押しやすい組み合わせで、気づけば画面がオーバーレイでいっぱいになってしまう……なんてことも。頻繁に表示されるのは迷惑なので、できれば避けたいところです。
Xboxゲームバーを呼び出すショートカットキーの変更方法
まず最初に試したのは、ショートカットキーの設定を変えること。デフォルトでは Windowsキー + G です。ゲーム中や通常作業中に誤って押してしまうことが多い場合は、この設定の変更がおすすめです。設定 > ゲーム > Xboxゲームバーからアクセスします。操作は簡単ですが、Windowsのバージョンによってメニューの場所が少し異なる場合もあります。
最初に詰まったのは、「Windows + G」でXboxゲームバーを開くのトグルをオフにしても、アップデートや再起動後に設定がもとに戻ってしまうことがある点です。もし見つからない場合は、レジストリキーも確認しましょう。私の場合は、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\GameDVR\
内にある AppCaptureEnabled
などの項目を調べて、値を変更またはリセットすると効果的です。ただし、画面から簡単に設定できる方法のほうが安全で確実なので、個人的にはGUIからショートカットを無効にするのをおすすめします。
バックグラウンドで動作し続けるXboxゲームバーの無効化
これが一番の決め手でした。ショートカットを無効にしても、アプリがバックグラウンドで動作し続けていると、不意にポップアップしてしまうことがあります。これを防ぐには、Windowsのアプリのバックグラウンド動作許可設定を調整します。少し探しにくいですが、やる価値はあります。
まず、設定 > アプリ > インストール済みアプリを開きます。もしくは、Win + R
を押してms-settings:appsfeatures
と入力してEnter。次に、Xboxゲームバー(または「Microsoft Xbox」と表示されている場合もあります)を見つけて、三点リーダーアイコンをクリックし、詳細オプションを選択します。
その中の、バックグラウンドアプリのアクセス許可までスクロールします。ここを 電源最適化やWindows管理から、常に許可に変更してください。これで、アプリは意図しない限りバックグラウンドで動作しなくなります。また、「終了」ボタンもあり、これをクリックすればすぐにプロセスを停止できます。ただし、再起動やWindowsアップデート後には自動的にアプリが再起動されることもあるので注意しましょう。
より徹底させたい場合は、レジストリを操作してオーバーレイを非表示にしたり無効にしたりする方法もありますが、私はアプリのアクセス許可設定だけで十分だったと感じています。背景動作の無効化は、一部の機能制限につながる場合もあるので、必要に応じて判断してください。
その他のヒントと観察ポイント
Windowsはこの手のオーバーレイ表示にかなり粘り強く、アップデート後に設定を再調整しないと、再び表示されてしまうことがあります。ゲーム中にグラフィックカード製のソフト(NVIDIA GeForce ExperienceやAMD Radeon)からもオーバーレイのポップアップが出ることがあり、その場合はそれらの設定からオーバーレイを無効にするのも効果的です。例えばGeForceならGeForce Experienceを開いて、「インゲームオーバーレイ」をオフにすればOKです。
まとめと最終アドバイス
結局のところ、Xboxゲームバーのポップアップを完全になくすには、ショートカットの無効化、背景動作許可の管理、そして場合によっては他のアプリのオーバーレイ設定を調整する必要があります。Windowsはアップデートのたびに設定をリセットしたり、無理やり機能を再有効化したりすることがあるので、定期的に設定を見直すのをおすすめします。私の経験から言うと、まずショートカットのトグルを確認し、その後背景許可とグラフィックスドライバーのオーバーレイを調整していくと、かなり効果があります。
長い道のりでしたが、これらの方法で多くのストレスを軽減できました。少しでも参考になれば幸いです。アップデート後には設定を再確認するのを忘れずに!