Windowsのタスクマネージャーを使ったアプリ別通信量の把握(やっとできた方法)
もし、「どのアプリが意外と帯域を食ってるんだろう?」と気になったことがあれば、タスクマネージャーは意外と奥が深い便利なツールです。正直、そこまで詳細に見られるとは思っていませんでした。私が気付いたきっかけは、ただ「当てずっぽう」で確認するのに飽きたからです。開き方は簡単で、私の場合は Control + Shift + Escape のショートカットキーが便利ですが、タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を選ぶのも手軽です。ただ、システムが忙しいと少し時間がかかることもありますね。とりあえず、タスクマネージャーを開いたら、「詳細」タブ(新しいWindowsでは「アプリの履歴」になっていることもあります)に切り替えます。ちょっと詰まったのは、私のWindowsのバージョンやビルドによってネットワークの情報がすぐに見えなかったこと。表示されないこともありました。
ここで見てほしいのは、「ネットワーク」列です。もし見当たらなかったら慌てずに、列のヘッダー部分を右クリックして、「列の選択」を選びましょう。そこでリストが表示されるので、「ネットワーク」にチェックを入れます。OKをクリックすると、列が追加され、その時点で各アプリがどれだけデータを使っているのかが Mbps単位でわかります。ただし、履歴までは追えませんが、リアルタイムで動きを見られるのは結構便利です。列のヘッダーをクリックすると、ネットワークアクティビティの多い順に並び替えもできるので、どのアプリが大量通信をしているのかすぐに見つけられます。私も最初は気付かなかったのですが、古いノートパソコンのBIOS設定やシステム設定によって表示内容が変わることもあります。少し調べてみる価値はありますね。
このネットワーク列がすごいのは、大して複雑な設定なしでもリアルタイムで情報が更新され続けることです。もっと詳細な長期的データを知りたい場合は、「リソースモニター」が役立ちます。これにアクセスするには、Windows + Rを押して、「resmon」と入力しEnter。開いたら、「ネットワーク」タブに切り替え、アプリごとの送受信や合計バイト数のリアルタイム情報を確認できます。特に、バックグラウンドで深夜や非稼働時間中に行われる通信を調べたいときには便利です。タスクマネージャーと同じように並び替えもできるので、迷惑なアプリをすぐに見つけることが可能です。
ただし、覚えておきたいのは、ネットワークの種類や接続状況によって、表示されるデータが分かりにくくなる場合もあります。Wi-Fiから有線LANに切り替えたり、VPNを使ったりすると、通信の分類や暗号化の関係で数値にズレが出やすいです。特にVPN使用時は数値が上下に振れることもあるので、大まかな目安と考えてください。
また、過去30日の総データ量についても、Windowsの設定から簡単に確認できます。Windows + Iで設定を開き、「ネットワークとインターネット」→「データ使用量」をクリックすると、直近1ヶ月の合計データ量が表示されます。意外と高かったりすることも。特に、Windowsアップデートやクラウド同期などの背景通信が思った以上に多いことに驚くこともあります。詳細な内訳を知りたい場合は、「使用状況の詳細」をクリックすると、アプリごとのデータ使用量も確認できてとても便利です。
ちょっとしたブラウザメモ:Windowsの通信量監視は十分使えますが、長期的・詳細な管理にはサードパーティ製のアプリやルーターのログも選択肢になります。ただ、普段のチェックやトラブルシューティングには、標準ツールだけでも意外と事足ります。ポイントは、どこに何を見ればいいかを知ることですね。
ちょっとしたコツですが、ネットワークのインターフェースやVPNの使用状況によって数値が乱れることもあります。私も何度もWindowsで表示されるデータと、インターネットサービスプロバイダー(ISP)の報告とを比較して、何か怪しいと感じて調査した経験があります。背景アプリの制御や、「設定 > プライバシー > バックグラウンド アプリ」から不要な動作を制限するのも有効です。
最後に、リソースを多く使っているアプリは、タスクマネージャーやリソースモニターの「その他」カテゴリや「その他」項目に潜んでいることもあります。完璧ではありませんが、少しずつ慣れていけば、見つけやすくなります。ただし、ネットワークの活動状況がおかしいと感じたら、デバイスドライバーやネットワークアダプターの設定も確認してみてください。古いドライバーだと通信の報告がおかしくなることもありますから。
実際に何度もいじってみると、仕組みや見方がずいぶんとわかりやすくなります。最初は少し面倒かもしれませんが、自分の通信状況や帯域を管理できると安心です。私も初めてこうした設定を試したときは時間がかかりましたが、今ではあちこち確認するのが習慣になっています。ここまで手間取った分、誰かの役に立てば幸いです。通信容量に気をつけたり、不審なアプリを発見したりしたいときには、ぜひこれらのツールを活用してくださいね。紆余曲折はありますが、コツさえつかめば案外簡単です!