すべてのゲームでFPSを表示させる(本当に!)
ゲーマーの方なら、きっと一度は「FPS(フレームレート)」を確認したいと思ったことがあるはずです。システムがどれだけ快適に動いているかの目安として気になりますよね。たまにハードウェア的には問題ないのにゲームがカクついたり、逆に144FPS出た!と自慢したくなる瞬間もあったり。とにかく、今やほとんどのゲームでFPS表示をするのは特別な技術ではなくなったけれど、オーバーレイやハックなしで簡単にできる方法は意外と見つからないことも。私も悩んだ末に行き着いたのが、Frapsというプログラムを使うことでした。古いツールだけど、意外とシンプルで動作も安定しており、どのゲームやプラットフォームでも一貫して使えるオーバーレイとしては便利です。
FrapsをWindowsにインストールしよう
まずはFrapsの公式サイトにアクセスしましょう。現代的なデザインではありませんが、ダウンロード自体はわりと簡単です。インストール時には管理者権限で実行してください—右クリックし、管理者として実行を選ぶだけです。これを行わないと、インストールに失敗したり、ゲームの描画にフックできなかったりします。インストール完了後、アプリを起動します。最初は少し戸惑うかもしれません。インターフェースはWindows XP時代のままのように見えますが、一度開けば設定はすぐ済みます。
通常、C:\Program Files (x86)\FRAPS\FRAPS.exe
にインストールされますが、インストール時の設定次第で場所は変わることもあります。スタートメニューに表示されていない場合もあるので、その場合はフォルダ検索やエクスプローラーで探しましょう。あと、起動には管理者権限が必要になることもあるので、こちらも忘れずにチェックしてください。
FrapsでFPSを表示させる設定方法
私が最初に苦労したのはここです。FrapsのメインウィンドウにはFPSタブがあります。これがオーバーレイの設定を行う部分です。まず、オンスクリーン表示(On-Screen Display)にチェックを入れましょう。その後、画面のどこにFPSカウンターを表示させるかを選びます。特におすすめは、画面の左上か右上の隅です。邪魔にならず、それでも見やすい位置です。ドロップダウンメニューとプレビューも付いているので、微調整も簡単です。
設定後に表示されない場合は、原因はさまざまですが、一般的な問題は設定が正しく有効になっていないか、ゲームが「全画面モード」を独占していてオーバーレイをブロックしていることです。解決策の一つは、ゲームをウィンドウモードにすることです。そうすれば、オーバーレイがより確実に重ね表示されやすくなります。
さらに便利なのは、ホットキー(例:Alt + F10
)を設定して、実行中に即座にFPS表示を切り替える方法です。スクリーンショットやミニマップでは非表示にして、実際の計測時にだけ表示させたいときに役立ちます。ホットキーはFrapsの設定画面から簡単に設定できます。覚えやすいショートカットを選びましょう。
見た目の調整と仕上げ
表示されるようになったら、次は見た目の調整です。フォントのサイズ、色、透明度や背景の有無などを変更できます。見やすさと邪魔にならないバランスを意識して設定しましょう。変更後は適用をクリックしてください。なお、設定内容によっては、FrapsやPCの再起動が必要な場合もあります。ディスプレイ切り替えや複数モニターの接続・切断によっても、オーバーレイの位置や動きがおかしくなることがあるので注意が必要です。
やはり慣れるまでは試行錯誤が必要です。オーバーレイがゲームのメニューや他のソフト(SteamやDiscordなど)のオーバーレイに隠れて見えなくなることもあります。設定や環境によっては、一部の最新ゲームやハッキング要素の強いゲームはオーバーレイに対応できない場合もあるので、その点は理解しておきましょう。
テストとトラブルシューティング
設定が完了したら、好きなゲームを起動してみてください。設定通りに進めば、選択した隅にFPSカウンターが表示されるはずです。表示されなければ、Frapsのオーバーレイが有効になっているか、ホットキーが他の操作と競合していないか、全画面表示がブロックしていないかを再確認しましょう。ゲームやFrapsの再起動が解決策になることもあります。さらに、グラフィック設定やプラットフォームのオーバーレイ設定(例:Steamのインゲームオーバーレイ設定)もあわせて確認しましょう。
こうしてリアルタイムのFPSを監視できるようになれば、プレイ中のパフォーマンスや負荷のかかり具合も把握しやすくなります。パフォーマンス低下やピーク時の挙動を知るのに役立ちますし、GPUのコントロールパネル(NVIDIAやAMD Radeon設定)でハードウェアオーバーレイを無効にしてみるのも効果的です。
正直、最初は設定にかなり手間取って、何度もやり直しました。ポイントは、オーバーレイを有効にし、見やすい場所に配置し、他の画面表示に隠されないようにすることです。ゲーム側がオーバーレイをブロックしている場合や、GPUドライバーの設定も重要です。少し面倒でも、これだけ気をつければ問題なく使えるはずです。少しでも皆さんの参考になれば幸いです—長い時間かかったけれど、コツをつかめたので、誰かの助けになればいいなと思います!