ChromeやEdge、Firefoxで「400 Bad Request – Cookie Too Large」エラーを修正する方法

「400 Bad Request – Cookie Too Large」エラーの理解

ある日突然、長い間使っているサイトを訪れたら、突然「400 Bad Request – Cookie Too Large」というエラーが表示されて戸惑った経験はありませんか?最初は原因がよくわからず困りました。このエラーはChromeやEdge、Firefoxなどのブラウザで頻繁に発生しやすく、基本的にはブラウザのクッキーに問題があることを示しています。要約すると、ウェブサイト側が保存しているクッキーが大きくなりすぎたり壊れたりしてしまい、ブラウザがそれらをサーバーに送信しなくなるのです。特に、Nginxのようなサーバー設定ではクッキーのサイズ制限(たとえば1つあたり4 KB程度)を設けているため、それを超えるとリクエストが拒否され、あのエラーが出るわけです。

これが特定のサイトを何度も訪れているときに起きやすいのは、クッキーが定期的に削除されずに溜まりすぎたり、サイトのアップデートやバグによってクッキーが膨らんだり壊れたりするケースが多いためです。正直なところ少し厄介ですが、解決策はシンプル。クッキーを削除すればほぼ確実に解決します。ただし、ログイン情報や好みの設定もリセットされてしまうので、その点には注意が必要です。

なぜクッキーが大きくなったり壊れたりするのか

クッキーはブラウザに保存される小さなデータの単位で、ログイン状態やサイトの設定情報、セッションIDなどを覚えておくためのものです。しかし、長期間使っているとこれらが次第に蓄積し、古いクッキーを削除せずに新しいクッキーを書き足し続けると膨らみすぎたり壊れたりします。この状態が続くと、サーバー側の設定による制限を超え、ブラウザはデータを送信しなくなります。特にNginxのような設定では、クッキーのサイズにかなり厳しく制限を設けていることもあり、その制限に引っかかるとリクエストが拒否され、「400エラー」が出てしまうわけです。

もし、普段通りにブラウジングしていたのに突然このエラーが出るようになった場合、ほとんどの場合はクッキーの膨張や破損が原因です。ページの更新だけでは改善しません。なぜなら、問題はサーバーではなくあなたのブラウザに保存されているクッキーにあるからです。特定のサイトのクッキーだけを消去すれば解決します。私の場合も、それであっさりと直りました。

Chromeでのエラー修正方法

Chromeでこのクッキーエラーが出た場合、とても簡単に解決できます。クリアすべきはクッキーそのものです。まず、アドレスバーに chrome://settings/cookies と入力して、「Cookieとその他のサイトデータ」のページに直接飛びます。そこで見つけた手順はこうです:

  1. アドレスバーに chrome://settings/cookies と入力してEnterキーを押す。
  2. 上部の検索ボックスに、問題のあるサイトのドメイン(例:example.com)を入力して絞り込む。
  3. 表示されたらクリックして展開し、そのサイトに保存されているクッキーの詳細を見る。
  4. 不要なクッキーの横にあるゴミ箱アイコンや「削除」をクリックして消去する。

これだけで、そのサイトに関するすべてのクッキーが消され、ページのリロード時に問題なく読み込めるようになります。さらに徹底したい場合は、「閲覧履歴データの消去」メニュー(3つの点 > その他のツール > 閲覧履歴データの削除)から、「全期間」を選び、「Cookiesとその他のサイトデータ」のみを選択して、「データを消去」すればOKです。ただし、これを行うと全てのサイトからログアウトされ、設定もリセットされるため、注意してください。

Chromeでのクッキーの手動削除方法

より細かく管理したい場合は、次の方法もあります:

  • アドレスバーに chrome://settings/cookies を入力します。
  • 問題のあるサイト名(例:example.com)を検索ボックスに入力し、表示されたらクリック。
  • 表示されたクッキーの一覧から削除したいものを見つけ、ゴミ箱アイコンや「削除」をクリックします。

また、もっときれいに一括で消したい場合は、次の手順を踏みましょう:

  1. 右上のメニュー(縦の三点)から 設定 > プライバシーとセキュリティ > 閲覧履歴データの削除 に進む。
  2. 期間は 全期間 を選択。
  3. 「Cookiesとその他のサイトデータ」のみをチェック。
  4. 最後に「データを消去」をクリック。

これを行うと多くのサイトからログアウトされ、設定もリセットされますが、私の場合はこれでエラーも解消されました。古いASUSのPCでは、クッキーの管理場所が「詳細設定」の中に隠されていることもあるので、ブラウザやバージョンによって操作が少し異なることを覚えておいてくださいね。

Firefoxではどうやる?

Firefoxの場合も基本的な操作は同じです。設定の中の プライバシー & セキュリティ セクションに進み、「Cookieとサイトデータ」をみつけて、「データ管理…」をクリックします。次にアクセスしたいサイトの名前(例:example.com)を入力し、そのリストから選択して「削除」を押せば完了です。最後に「変更を保存」をクリックすればOK。これも操作は少し違うだけで、ほぼ同じ手順です。なお、これを実行した後は、サイトからログアウトされることになるのでご注意を。ただ、エラー解消には効果的です。

あとで役立つヒント&気をつけるポイント

一つ知っておきたいのは、ブラウザは時々、壊れたクッキーや不正なクッキーを勝手に残してしまうことがあるということです。これらはエラーの原因になるため、一度クッキーを削除しても解決しない場合は、開発者ツール(F12またはCtrl + Shift + I)のネットワークタブやストレージから、手動でサイトデータをクリアしてみると良いでしょう。

また、クッキーを全部削除する前に、設定やパスワード、サイトごとの重要な情報が失われることもありますので、その点は覚えておいてください。特定のサイトだけ問題が続く場合は、定期的にクッキー整理を行うのも一つの方法です。特に、重くなるサイトの訪問頻度が多いと、クッキーもたまりやすくなります。

結びに

最初は「400 Bad Request – Cookie Too Large」エラーの対処に手間取りましたが、原因が巨大なクッキーだったとわかれば、シンプルにクッキーを消去するだけでほとんど解決します。サーバーの設定次第では、より厳しい制限が設けられている場合もありますし、いずれにせよ、大きくなりすぎたクッキーは削除しておくのが無難です。定期的にクッキーを整理したり設定に気をつけたりするだけで、こうしたトラブルを未然に防げるでしょう。

この記事が少しでもお役に立てば幸いです。Chromeの保存場所がわかりにくくて困った経験もありましたが、これで少しは解消できた気がします。あなたのトラブル解決の手助けになれば嬉しいです。頑張ってください!