Windows 11でワイヤレスディスプレイを有効にする(Androidの画面キャスト用)
最初は簡単そうに見えるけれど、意外とそうじゃないのがこの作業。Android端末をWindows 11のPCに無線で映すには、まずワイヤレスディスプレイの機能を有効にしておく必要があります。これがオンになっていないと、スマホからPCをキャストできません。設定場所が深層に隠れていたり、変わったメニューの背後にあったりするので、試行錯誤した経験もあります。
まずは設定から入りましょう。続いてシステムを選択。このあたりはMicrosoftのアップデートごとに配置が変わることが多いので、場所が違っていても焦らず類似の表現を探してください。次にオプションの機能をクリック。時にはサブメニューに隠れていることもあるので、スクロールや検索を駆使して見つけましょう。
次のステップ、一番つまづきやすい部分です。機能の追加ボタン(View Features)を見つけたらクリックします。表示がわかりづらいこともありますし、ラベルが少し異なったり、小さなリンクに隠れていたりします。見つけにくいときはCtrl + FでWireless Display(ワイヤレスディスプレイ)を検索してみてください。見つけたら、その横のチェックボックスにチェックを入れましょう。そこは複数の機能の下に並んでいることが多いので、時間をかけて丁寧に探してくださいね。選択したら次へをクリック。Wordが自動的にダウンロードとインストールを試みますが、その進捗はプログレスバーやスピナーでわかります。待ち時間もありますので、落ち着いてお待ちください。
もしWireless Displayが見つからない場合は、PowerShellを使ったインストールも可能です。管理者権限でWindows TerminalやPowerShellを開き、次のコマンドを入力します:
Add-WindowsCapability -Online -Name "WirelessDisplay~~~~0.0.1.0"
これでメニューを掘り下げることなく、直接ワイヤレスディスプレイの機能を追加できます。バージョンによって不具合があったりスクリプトを好む方には便利な方法です。インストール後は再起動を促されることもありますが、これもWindowsあるあるです。
インストール完了後はすぐに使える状態です。この設定を済ませておくことで、PCがワイヤレスディスプレイの受信機となるため、Android端末のミラーリングに必要不可欠です。
キャスト受信の準備(設定での設定方法)
次は、Windows 11のPCをスクリーン送信の受信側に設定します。設定に戻り、システムを選びます。アップデートの都度、メニューの場所や名前が変わることがあるので、焦らず少し探索してみてくださいね。
次にこのPCにプロジェクション(投影)を許可するをクリックします。場所や表記が異なることもありますが(オプションの機能やディスプレイ設定内にあることも)、 discoveryを容易にする設定が必要です。設定項目ではこのPCに映像を投影する許可をすべてのネットワーク(またはセキュアなネットワーク上で利用可能)にしましょう。デフォルトでは低セキュリティ設定になっていたり、アップデート後にリセットされたりするので注意してください。必要に応じてPowerShellを使った設定も可能です。例:
Set-ItemProperty -Path 'HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\CapabilityAccessManager\ConsentStore\bluetooth' -Name 'Value' -Value 'Allow'
私も最初はGUIから設定しましたが、詳しい人はコマンドラインやスクリプトでの調整も行っています。設定を有効にすると、自分のPCが投影リクエストを受け付ける状態になります。時には、この設定がリセットされたり、隠されたりすることもあるので、定期的に確認を。
さあ、いよいよAndroid端末と接続!
Androidスマホ側の設定は意外と簡単です。ただし、正しく設定されていないと戸惑うことも。通知バーを下ろしてキャスト(または画面共有)アイコンを探します。端末によって呼び名が違いますが、多くは接続済みデバイスやメインメニュー内にあります。タップしてスキャンを開始し、PCの名前が表示されるまで待ちましょう。Windows 11の設定が正しく済んでいれば、PC側にWireless Displayの有効化が反映されているはずです。
両方のデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認してください。これが最大のポイントです。なぜかというと、多くのワイヤレス投影機能は「同じネットワーク上」にいることが前提だからです。もし繋がらない場合は、飛行機モードをオフにしたり、Wi-Fiを一度オフ/オンしたりといった操作が効果的です。PCの名前が表示されたらタップし、PC側から許可の通知や確認を求められたら承認してください。
うまく接続できると、Androidの画面がWindowsのデスクトップにミラーリングされます。最初はうまくいかなくても気にしないでください。私も何度も切断して待つ、再キャストする、再起動する、といった手間を重ねました。根気強く確認しながら行えば、意外と簡単にできるはずです。特にWi-Fiの状態と、PCの見つけやすさがポイントです。
全部うまくいくと、Androidの画面が新しいウィンドウやデスクトップ背景として映し出されます。プレゼンや動画鑑賞に便利です。ただし、遅延は避けられません。特にWi-Fi環境が不安定な場合は、若干の遅れや途中で切断されることもあります。そんなときは設定を切り替えたり、再起動したりしてみましょう。
正直なところ、最初はかなり手間取りました。まるで針の穴を通すような作業でした。確認すべきポイントはこれです:
- Windows 11でワイヤレスディスプレイが有効になっていること
- 両デバイスが同じWi-Fiネットワークに接続していること
- このPCに映像を投影する設定が済んでいること
- Android側のキャスト設定がオンになり、PCがリストに表示されていること
少し時間がかかりますが、このやり方で無事にミラーリングできるはずです。Windowsのアップデートなどで設定場所が変わることもありますが、根気よく探してくださいね。困ったときは、設定をもう一度確認し、必要に応じて再起動。そして、Wi-Fiの状態を安定させるのが一番です。うまくいきますように!